近年、経費精算の効率化にフォーカスをあてたシステムやアプリケーションが多くリリースされておりCMや電車内の吊り広告などでもよく見かけます。なぜ効率化が必要なのでしょうか。
大きな理由としてはこの「経費精算」が経理担当者のみの業務でなく、従業員全員が日常的に実施する業務であるからです、こういった業務は直接企業の利益に還元されるものではありませんが企業運営とは切っても切れない関係にあります。
(例):1人当たり1回の経費精算が15分だと仮定して効率化を図ることで1回5分に短縮できた場合
年間 15分 × 12回 (月1回の精算とする) =3時間
⇓
年間 5分 × 12回 (月1回の精算とする)=1時間
この経費精算が従業員の人数分短縮されると考えると企業が大きくなればなるほどに大きな効率化になるというわけです。
一言に効率化といってもなにから始めるべきかわからない経理担当者も多くいますので
一番簡単なシステム導入についてそのメリットデメリットを紹介します。
メリット :
デメリット:
一見メリットが多いように見えるシステム導入ですが費用面や社内ルールの再整備システム内の互換性等の点で課題が多いのも事実です。無料のシステムや期間中の無料トライアルも少なからずありますのでそちらをためしてから本格的な導入を検討するのもいいかもしれません。
従業員の大半が日常的に行う小さな業務である経費精算。一度精算業務を洗い出し、省略できる作業をなくすだけでも効率化につながります。インボイス制度や電子帳簿保存法が始まると手順や確認事項が増えより複雑化することが予想されます。新制度運用に向けて作業の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。