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コラム

最終更新日:2021.04.19
経理の年間スケジュール

経理の仕事はお金を管理し、請求、支払いを行うことです。
毎月の決まった業務では主に月末締めで行う経費の精算、給与計算、源泉所得税の支払いなどがあります。

毎月決まった請求・支払いのほか時節に応じて様々な業務があります。
年末には年末調整・法定調書の提出・償却資産税の申告があり、特に専門的な知識を要します。

このような経理業務をどのように進めればいいかお話させていただきます。

1.毎月のルーティン業務について

毎月のルーティン業務で、大きなウエートを占める業務は、請求・売掛金管理と支払・買掛金管理です。請求・売掛金管理業務は、毎月の請求や売掛金の入金管理を行います。

請求や売掛金の入金管理は、資金繰り予想をする上でも、大変重要な業務といえます。支払・買掛金管理業務は、取引先ごとに毎月正しい金額を把握し、期日までに支払いをする必要があります。支払が期日までに行われなかったり、誤った金額を支払ってしまうことは、会社の信用を大きく落とすことになりかねません。

毎月行う業務としては次のような業務があります。

  1. ・経費精算
  2. ・請求・売掛金管理
  3. ・支払・買掛金管理
  4. ・給与計算
  5. ・記帳業務

2.年次業務

毎月行うルーティン業務のほかに、1年間で経理が行う業務は多くあります。
以下に、主な年次業務の説明をいたします。どの業務も専門的な知識を必要とする業務となっています。

・賞与計算(6月・7月)

従業員に賞与を支給したとき、賞与についても健康保険・厚生年金保険の毎月の保険料と同率の保険料を納付することになっています。ただし、賞与では社会保険料の計算について毎月の計算とは全く異なる計算方法になります。

事業主が被保険者へ賞与を支給した場合には、支給日より5日以内に「被保険者賞与支払届」により支給額等を日本年金機構へ届け出る必要があります。

・算定基礎届・労働保険(7月)

健康保険および厚生年金保険の被保険者の実際の報酬と標準報酬月額との間に大きな差が生じないように、算定基礎届を届出し、標準報酬月額を決定し直します。

又、同時期に労働保険料の申告と納付をすることとなっています。労働保険の保険料は、年度当初に概算で申告・納付し、翌年度に確定申告の上精算することとなっており、前年度の確定保険料と当年度の概算保険料を併せて申告・納付することとなります。

・年末調整等(12月・1月)

年末調整とは、会社から支給される給与所得の所得税額を精算する手続きを言います。

毎月の給与や賞与から預かっている源泉所得税と1年間の給与や賞与から計算した本来納めるべき正しい所得税額は、ほとんどの場合一致しません。これを還付などの方法で調整する手続きが年末調整です。

・決算業務(各社ごと)

棚卸資産の実地棚卸・決算月までに発生した売掛金・買掛金・前払費用・未払費用の集計、
その他、決算で会社が保有している資産・負債の金額を確定させるため必要な証憑の整備など、1年間の経営成績と財務状況を開示するために必要な情報を取りそろえます。

まとめ

年次業務は毎月のルーティン業務を行うと同時に業務を行う必要があります。
年次業務が多い年末年始は特に業務過多になりやすいため、適切な人員配置を行うことと業務の定期的な見直しを行い、不必要な業務を削減することが大切です。

経理の場合、ルーティン業務は前任者の非効率的なやり方をそのまま踏襲して放置していることも多く、改善が進まないことが多々あります。その場合は社内だけで完結しようとせず、システム化・アウトソーシング化を進めるのも一つの手段です。

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